第1ラウンド
次からはマドンナ呼ばないとなっ!!(本文より)
〈今回のお店とオーダー〉
ニュー浅草 総本店
・ビール大ジョッキ×2
・ガリバーサラダ
・もつ煮込み
・明太チーズ豆腐
HardRock Cafe 上野店
・ビール
・カンパリオレンジ
・カンパリソーダ
・レッドアイ
・水
久「……」
永「どうしたんだよ、元気ないぞ!」
久「急に浅草まで呼び出して、なんか大事な用事があるのかと思ったら……。何?永久対談ってどういうコト?」
永「えっ?回りから言われてない?」
久「なんて?」
永「メールとか来てない?〈永久対談どうしちゃったの?〉とかって言うギャルの声が」
久「つうか、去年の十二月で大団円(注1)したんじゃなかったっけ?」
永「よく考えたら今年もやらなきゃいけないと思ってさ。それがやっぱり男の責任じゃないかと思って」
久「何かにつけて、そんなコト言ってるけど……。誰かも歌っているけど、ホント〈男って生き物はバカバカしいくらいに責任を取りたがる小さな生き物〉だからねっ」
永「ほら、俺は去年結婚したから男の責任の一つ果たしてるけど、お前全然果たしてないだろ!お前、自分で自分の責任ばっかり果たしてるんじゃないのか!」
久「それは当たり前じゃないか!夜じゃなくても男の仕事だからねっ」
永「まっ冗談はさておき、真面目な話この企画の復活を熱望する声が大きくて、そんじゃあもう一丁やるかって感じなんだよ」
久「フムフム」
永「それで内容はまだしも、タイトルが同じって言うのも味気ないから今回からせめてタイトルだけでも心機一転していこうかなと思って……」
久「で、タイトルは?」
永「題して『続・永久対談』」
久「(苦笑)ちょっと、ぜんぜん心機一転してないじゃん!っていうよりシリーズ化の匂いがプンプンするんだけど」
永「(とぼけ顔で)えっそんなことないよ」
久「しまいには『永久対談・ハイビスカスの花』(注2)とかタイトルに付くんじゃないのか?」
永「わかったわかった。次からマドンナ呼ばないとなっ!」
久「そういう問題じゃないと思うんだけど……」
新宿の愛のキューピット
永「ところで今年ももう三ヶ月経っちゃおうとしてるけど、お前何やってだんだ?(注3)一人でAVばっかり見てたんじゃないのか?」
久「そういう自分だって、井上和香(注4)のグラビアばっかり見て興奮してただけじゃないのか?」
永「俺的には、もっか新作〈シングタング〉をレコーディング中。あとライヴ活動で言ったら、先月(二月)から再開したイベント〈IN2OUT〉(注5)の基礎作りかな。今年はこの二つ、新作の発売とイベントを継続的に進めて行くことが中心の活動かも」
久「ふーんっ」
永「あと昨年末にやった企画〈ALL ONE〉(注6)を虎福インターナショナルのイベントとして、どう進展させていくかってこともあるね」
久「しかし君、最近ライヴしなくなったねぇ」
永「今回のイベントで久しぶりにアコースティックセットで演るんだけど、けっこう俺のルーツにさかのぼった面白い選曲になるから、音楽的にはひとつのターニングポイントになると思われるんだよね」
久「へーっ」
永「あとベガルタ仙台の試合に足を運びまくるってことかな。その勢いでtotoで一発当ててやるって感じかな」
久「(苦笑)当たったら、何の資金にするわけ?」
永「もちろんセンチュリー購入するけどね」
久「でも、あれ一千万円だよ」
永「そんなの余裕!特賞だったら20台まとめて買うよ。そっちはどうなの今年は?」
久「俺はここ最近音楽活動が忙しくて、一月はPAGEのライヴ、二月はコイメンズとクロノ(注7)のライヴを演ってと、生涯で一番ってくらい音楽活動にどっぷりだね。そして、これからの予定は三月にまたPAGEが渋谷で演るし、四月は池袋でコイメンズ 演るし、今んとこ毎月ライヴって感じだねっ。プライベートの方は停滞気味だけど・・・」
永「数々の縁結び、新宿の愛のキューピットを名乗っている俺としては、今年こそQちゃん(注8)の嫁さん探しを本気でしないとっていう義務的な使命感に駆られているって感じなんだよね。だから、これを読んでいる読者で我こそは久保のお嫁さんになりたいっていう人は、名乗り出てほしいよ」
久「ちょっと相変わらず勝手にコトを進めるねぇ。でもね、わかった。素直になります。昨年までは頑なに拒んでたけど、正直……お願いします!今年からは遠慮はしません!!奥さんの友人でもいいんで誰か紹介してください!!!」
永「よーしっ。よく言った!お前、やっぱり男の中の男だよ」
久「俺、今まで強がってたけど本当はさびしんだ」
イエローキャブのまわし者
二人はここで地下鉄銀座線を利用して浅草から上野に移動。延長上等編の名の通り二件目の店〈hardrock Cafe上野〉へ……。
永「話変わるんだけど、よくこれを読んでいる読者から、二人はどういう関係なんだて問い合わせのFAXが届くんだけど」
久「今どきFAXってのも微妙じゃない?せめてEメールとかにしとこうよ」
永「そもそも俺達って、高校の同級生じゃない!」
久「まっ今さらそんな力強く言われてもぇ」
永「そこで出逢って、音楽の共通項がけっこう合ってたりして……」
久「言われてみればそうかな、たとえば……」
永「ガスタンクとかプリプリ(注9)とか!」
久「えっ?ちょっと待ってよ。百歩譲ってガスタンクはわかるけどプリプリって何?」
永「だってお前のアドレス帳から、消せないだろ、俺のアドレス!」
久「これ読んでる人で、このネタわかる人少なそうだな。でも、俺的に面白いよ!どっちかって言ったら、君の笑顔途切れ途切れかなぁ」
永「俺は、お前が中学生の頃からバンドをやっていて、カバーしているバンドがラフィンノーズとボウィで、しかも主にみんなが好んでカバーしないアルバムの曲ばかりやってたとこにシビレたねぇ」
久「そうだね、スタートはそんな感じだったけど、お互いCOBRAの振り付け練習したりとか……」
永「COBRAの振り付けの真似して地学室の机の上からジャンプしてたとか」
久「(大爆笑)ハッハッハッハッ!よく覚えてるね、しかし。俺達にとって地学室のテーブルは夜ヒットのステージに匹敵してたからさ。」
永「お前こそ坊主になる勇気なかったんじゃないのか!!」
永「まっ一緒にバンド組んだりもしたことあったけど、離れたりとかもして……あの時の離れていった理由ってってのは音楽性の不一致じゃなくて、俺が音楽的に力入れたかったのに、お前が振り付けばっかり練習していたのが悪かったんだよ!」
久「違うよ!お前がポロシャツの脇の汗のかきかたに(注10)こだわりすぎてたからだよ!まったく!!」
永「お前こそ坊主頭になる勇気なかったんじゃないのか!!」
久「あと音楽つながりってのもあるけど、お互いプロレス好きだったってのもあるねぇ」
永「そう、限りなくアントニオ猪木(注11)を基点としているのは避けられないね。最近のプロレスっていうか格闘技はどう思う?中卒なりに注目しているレスラーっている?」
久「レスラーって言う訳じゃないけど、栄子(注12)以上にノゲイラには注目しているね」
永「俺はパンクラスの近藤だね。彼の評価できる点は無差別級にこだわっているところかな。最近の格闘家はやれ体重差が何キロあるから試合ができないとか言ったりしてるけど、彼に言わせるとそんなことは関係ないって感じなんだよね。そこはすごく納得っていうかロックな姿勢を感じるね」
久「あと二人共通で注目しているというか応援しているのは、やはり天山広吉でしょ。あのしょっぱさが」
永「栄子の名前もあがったとこで、我々的に応援していかなきゃいけないアイドルっていうと……」
久「やっぱり俺的にはサトエリ(注13)かなっミスチルのドラムjen(注14)も好きだってこともふまえて」
永「俺的にはMEGUMI(注15)かなっ」
久「しかし二人そろってなんでイエローキヤブのまわし者みたいじゃない」
永「でも、まちがっても根本はるみは応援しないからね」
久「おっ同感!あいつ歯ぐき黒いからなあ」
永「っていうか、後々虎福インターナショナルはイエローキャブと業務提携する予定だから」
久「合併吸収って表現の方が正しいんじゃない」
永「えっイエローキャブを(かなり強気顔)」
永「そんな感じで、今年の〈永久対談〉は、月刊とまではいかないけど季節的に年四回くらいの感じでできたらいいと思ってるんだよ。テニスの四大大会みたいな感じで良いんじゃない?」
久「おっ大人な感じでいいペースかもねっ」
永「そう、その中でより内容の濃いモノにしていきたいと思っているし。ちなみに……」
久「ちなみに?」
永「去年までの十二回+プロローグ編を足した全十三回分をまとめた〈永久対談〉、本にして発売する予定だから」
久「はっ?」
永「紀伊国屋でサイン会もする勢いだから」
久「せめて書泉グランデにしておいたら」
永「その時はさっきもふれたけど、Qちゃんの公開お見合いも同時開催するから、我こそはって女性、是非とも来て欲しいよ」
久「サイン会がしたいんじゃなくて、そっちの方がしたいんじゃないの、お前……」
永「遠慮すんなよ。新宿のキューピットに任せときなって」
久「はいはい。では、女性読者の皆さん。仮にそんなことがあった場合は、あのフワフワな紙がついて和服を着てすました顔をしている写真持参でよろしくお願いします。まっサイン会の前にこの対談が本になることはないと思うけどね……」
永「よし、今年もハリキッて行こうか。すいませーーん、ビール下さい。お前は何飲むんだ?」
久「じゃ酔いさましで水ください……」
二〇〇四年三月九日 東京都台東区内にて
注釈(と言う名のウンチク)コーナー
注1 ▼二〇〇三年十二月号の回をもって終了。ちなみに編集作業が間に合わなかった為、配布されず。かろうじて虎福のホームページには掲載された、なんとも言えない最終回だった。
注2 ▼永澤のファバリット映画〈男はつらいよ〉を文字っているの意。
注3 ▼この二人、昨年まではけっこう飲んでいた。ひどいときははほぼ毎晩飲んでいたこともあり。最近は互いが忙しく、飲みに行く機会がめっきり少ない。
注4 ▼一九八〇年五月十三生まれ日。上から90(Fカップ)・60・90でマリリンモンローと同じスリーサイズ。血液型 O型。特技 水泳(1キロは楽勝)、さくらんぼのへた結び。この特技、エロすぎです。(久保談)
注5 ▼虎福インターナショナルが企画する音楽イベント。今回で4回目となる。
注6 ▼虎福インターナショナルの企画するオムニバスカセットテープ。収益金はチャリティーに寄付される。21世紀の『アングラ通信』といえる企画盤。
注7 ▼久保は只今、3バンドも掛け持ちしているらしい。しかもコイメンズに関しては調子にのってヴォーカル兼ギターを担当。しかし、内容の方は毎回ライヴ直前まで飲んでいるためフラフラの状態とか。〈あいつ自身がライヴに飲まれてるよ!〉(永澤談)
注8 ▼最近永澤は久保をこう呼ぶ。
注9 ▼永澤はプリプリのベスト盤を所有している。
注10▼COBRAのvoヨースコーはいつもポロシャツの脇に汗をかいて歌っていた。それは熱唱なのか、単なる汗っかきなのかは定かではない。
注11▼今やミスター長嶋茂雄と対はるくらい有名な氏。名文句〈1、2、3ダー〉が商標登録されていことを皆さんはご存じだろうか。虎福的には〈お前できるのか〉の方を登録してほしかったのだが……。それに対する言葉で〈猪木さん、ベーダーとやらせてください〉がある。
注12▼小池栄子のプロフィールを確認しようとイエローキャブのHP(もちろんお気に入りに登録済)にアクセスしたら、なんとタレントマネージャー急募しているではないか。真剣に転職を考えた、久保タカシ三十歳であった。
注13▼二人はキューティーハニーを前売り券を買って観にいくと鼻息を荒くしている。
注14▼ミスターチルドレンのドラム担当。本名、鈴木英哉。久保が私生活、ドラムプレイ共にリスペクトするドラマーの一人である。ちなみに永澤がリスペクトしているドラマーは意外にも森高千里である。
注15▼永澤はMEGUMIを見かけたことがあるあしく〈実物はかわいい〉を連呼している。以前の永久対談でもそれは語られている。それだけかわいいのか久保には理解出来ない。